他の分野も同じだと思うけれど、ホンを書く作業には書きたい箇所と削らなければいけない箇所がある。
で、これは「削ろう!」という判断がむずかしい。 もったいない、これも言いたい、と、なかなか削れない。 それでも削ってスリムにすることで、どれだけ伝えたいことがすっきりと美しくなることか。 と、わかっているんだけどね。
うん。 過去たくさんの芝居やミュージカルを観てて。 なんでこんなにだらだらと?と知り合いのスタッフさんに訊くと、たいてい「作家さんが譲らなかったみたいよ」と聞かされてるので。
自分は絶対に、そうはなるまいと思う。 思っているのだが。
今回。 稽古の進捗状況からこれじゃ間に合わないっ!?という視点でホンを読み返すと。
ごめん。 ここ削ろう!
が、ボロボロと見えてくる。 うっかりすると、まるごと1曲。 そしてその代替が、ちょっとした動作で説明できて、そのほうが処理として美しい。
なんで書いてる時点で、気付かないんだょ?