今回のテキストは、少女たちのために書く、ということが
わたしの中でいろんな発見と勉強につながり、うれしい。 今後の稽古にも期待。
以前、若い女の台詞が書けてないと言われたので。
今回は意識して何箇所か、りん♪ちゃん/坂本鈴の書く語尾を真似てみた。
語尾だけ。 中身は無理。
にしても、すらすらと書けたよなと思い、
読み返してわかったのは、
いよ♡ちゃん/錦織伊代のPPPキャラを無意識に追っていたからだと気付き。
このテキストが書けたのは、友人たちからの影響のおかげです。
ありがとう! ホントに!!!
というか、
わたしには、こういう世界観の方があっているのか?
童話からのスピンオフ。 ミュージカル。
海外の劇場には、劇作家のための朗読会(リーディング)というシステムがある。
テキストをブラッシュアップするために、会議室で役者に読んでもらい、
リズ・ラーマン・システムというミーティング方式を使って、
役者や観客と作家で、作品に関する意見交換をする。
これを組織的に、日本でもできないかと某企画に協力させてもらったりしたのだが、
この時期にも連絡がないところをみると、頓挫したようですね。
うん。
稽古場も持たずに、ひとりで考え、書いてる作家にしてみれば、
是非に!!!というシステムです。
だから組織として立ち上げたかったのだけれど。
戯曲セミナーの同期生たちとの勉強会「読んで呑む会」でも、
このシステムに倣っています。
役者の代わりに下手下手な自分たちが読むんだけどね。
卒業から丸2年立った今となっては、ほとんど人も集まらなくて。
だが。
今回のテキストも、制作の美保さんに断ったうえで、俎上にのせてもらい。
あっちゃんと、らんさんと、ゆうこさんに
あそこがよかった(←ここが肝心!)とか、ここが足りないとか。
わたしの中には、内心わかっているけど向き合えないでいる部分というのがあり、
そこは他人に指摘されて、初めて、処理できるので。
お。 いい感じのテキストになったぁ! すごく感謝。
そしてわたしには、この会があるから、
別にみんなのために
組織としての朗読会を企画するコトもないかもなぁ、とか。
数人の友人がいれば、充分だよ。
そして最大の切り返しは、このあとに来た。
制作・演出・振付の美保さんが言ったのだ。 「ト書きが少ないよね」
劇作の勉強してて言われるひとつが、
役者の動きや感性を縛るから、ト書きはできるだけ書くな。
だからわたしは、最低限しか書かないのだけれど。
そうか。
でも今回は、芝居にはなれてない女の子たちのためにだし、ね。
心理に繋がる具体的な動作指示や、動作ヒントを書き加えていく。
そして。
書いて、
読み直してみたら、
なんか、世界が立ち上がって生き生きとしてきてるような。
テキストが、おもしろく読める。 好きになってもらえそう?
あれ?
確かにト書きを書かないと、演じてる役者さんをみながら内心、
えー、そこってそう解釈するわけ?(もひとつ突っ込めないの?)というジレンマもあり、
ただ、そこが「出会う面白さ」でもあるので。
そっちがいいと思っていたのだが。
だが。
そうか。
台詞ではなく、科白。
からだのシナや、空白(間)の指示も、台本に書いていいのかも?
とか、ね。
ほんとにね、今回のテキストを書かせてもらえたことは、わたしの転機。