あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

『煙が目にしみる』を観た

2010.2.19. 19:00〜 アイピット目白 /PLUS

友人のちょーふが演出・出演。

ちょーふは、このテキストはいいよ、すごくいいと昔から言っていて、
他所が上演してるのを見ては、あそこがわかっていないとかぶつぶつ言ってるのは知っていて、

わたしはというと、よく出来たテキストだとは思うが、とにかく趣味じゃなくて。
ハートフルとか、ちょっと洒落た人情喜劇(?)とかの分野になるのかな。
誠実に、笑いながら、泣かされる芝居だというのはわかっている。

わたしが20年くらい昔に見たのは、新劇系の劇団ので古風でオーソドックスなつくりかただったと思う。
ちょーふも小劇場系というより、正統派にまとめていた。
ってか、直球勝負か。
役者さんたちは、ちゃんと自分の立場の意味を理解して、まっすぐに感情をコントロールしてた。

観ているうちに、

こういう人間関係のよさは、どんどんと日本人から消えうせていっているなと思い、
そんな芝居を、
ちょーふが愛し、作りたかったのかと思ったら、
ほのぼのとあったかい気持ちに包まれた。 すごく。

そうか。 ちょーふが大切にしたいのは、こういう世界なのかぁ!!!
こういう芝居なのかぁ!!!

 

ステキだ。 (わたしの趣味ではないけれどね)