あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

『私が踊るとき』を観た

2010.1.22. 20:00〜 SePT /珍しいキノコ舞踏団

初・珍しいキノコ舞踏団。

楽しかった。 とにかく、理屈抜きの楽しさ。 にこにこ、わくわくと楽しむ。
ガーリーで、逞しくて。(←反語か、同義語か?)
ダンスの分野は全然わからないけれど、これは もしかしたら
レビュー
になるのでは?と思った。
ほら、タカラヅカの二幕めみたいな構成といえばいいのか?

お客さんを楽しませま〜す! 
それ以上に自分たちが楽しみま〜す! 
(そのためにはわたしたち、見えないところでかなり努力してますけど、そんなことは絶対に見せませ〜ん!)
って感じ?

うん。 男に媚びてないし、踊りながらガールズトークしてるし。
ダンサーやバレエ(つまり自身たち)を、ときにはうっすらとパロディしてるし。
それらが同性として、愛しい。 そしてリリカル。

だから全然、いわゆるレビューっぽくはないんだけれど、
もしかしたら正反対のダンスなんだけれど。
分野としては、華麗なるショービスの基本、レビューなんじゃないかと思うのだが。

 

6人全員が、同列のボリュームっていうのもおもしろい。
全員でひとつの意識っていうのか。
どの瞬間も、自分たちが何のために何のダンスをしているのかが、同じように明確で。
周囲の他のメンバーに気を配り、合わせ、客席に気を配り、おもてなししているのに、
それぞれが爽やかに、個としての自分を主張できている。 

 

こういうダンスカンパニーが日本にいたってことが、ステキ。

(と書きつつ、未見のコンドルズももしかしたら、この系統?)