あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

『TDV』 13回目で

2009.8.23.13.30. 帝国劇場

ゴシックホラーなので、13という数字で打ち止めてみました。
(理由を作っておかないと、キリなくチケットを買いそうだったので)
今日が最後のチケットです。
帰り道、
下草を刈られたお堀端。 秋色を漂わせ始めた露草の空。 表情豊かにたなびく白い雲の流れ。 足元の影は濃く、夏の終わりのもの哀しいまぶしさ。

なんとなく、あーあ文化祭が終わっちゃったなー、って感じでしょうか。
たぶん明日から、季節が変わるの。

 

舞台を観ながら、ほんとに何故、ひとりひとりがこんなにも愛ぉしいのかと。
墓場のシーンは、死者全員を抱きしめたいくらいだし。
オケのホルン(これだけはホンの少し奏者を聞き分けられる?)やパーカッションも。
装置やライトの後ろにも人がいて、毎回、あの美しい立体空間を創ってるんだよなあとか。

総括している演出家は、スゴイです。

 

公演最後の方になると、やっぱりいろいろと崩れてきちゃうのか?と前回チラと感じた部分も今日は元に戻っていたし。 

その前回、2階席だったから。
フィナーレで1階席の全員が立って踊っているのを見下ろして。
いやはや、客席もスゴイことになってるんだと、今さらマジびっくりして。

 

今日の『欲望』は、
ブラボー!と拍手すればいいのか(思いっきり拍手してたけどネ)、
…………と、アキレればいいのか、個人的にはちょっとだけ微妙。 微笑。 苦笑。
んっとに、ね!

チョット関係ないけれど、
城主さまの声の振動が(増幅もされて)、どの音程かはよくわからないんだけれど、
わたしたちのからだを震わせ、流れる血液を震わせ。
気持ちを震わせ、浄化させ。
それが気持ちいいのかなぁとか、考えてた。
(『セロ弾きのゴーシュ』の子ネズミが病気を治したみたいに?) 

 

とにかく参加した人、みんなで幸せ。 いいなあ。 よかったなあ。
諸々の方々、どうもありがとうございました。
ステキな公演でした。

博多もお気楽に頑張ってきてね。 (あ、東京もあと4回あるんだった)