で、明日、上海は晴れますようにってどんな願掛けをしたかというと、
あのどしゃぶりの雨の中、劇場から青山一丁目の駅まで歩いた。
終演後の劇場で、こーすれば地下道経由で濡れないで駅まで行けますからと急遽アナウンスが入るくらいのどしゃどしゃ。
公演中、いろんなコトがあって。 想いがいろいろと乱れてたもんで。
（そのことも書かなくちゃ、ねえ？）
雨の中くらい歩こうと思ったけれど10歩ほどで後悔して。 靴もかばんもスカートもあっという間に、びしゃびしゃだし。
そのまま、地下道に入ろうと思いながら、……思いながら。
わたしってつくづく変わっているよなあと思いながら、
増水してるお堀を眺めながら、歩き続け。
歩き続け。
ついでだ。 青山一丁目まで歩いたら、明日上海は晴れる！と、願掛け。
（エラそうに言ってるけど、笑笑っ、実はついでです）
いや、
永田町の駅で、一度くじけた。 一度、階段上で傘を畳んだ。
でもなあ、願をかけたからなあと思いながら、と、
だらだらと傘を広げ、交差点に立ったら。
向かいのビルのネオンが、3つ「22」と表示して、くらりとめまいに襲われた。
つまり、
時刻が22:22で気温が22℃だったってことなんだけれど。
それで、まあ、歩き始めた。
（次の日、会社で日付が22日だと気付いたまではよかったンだけれど、客注文のデータにあったユニフォームの背番号が22だったときは、さすがに何の呪いだ？と叫んでた）
その甲斐があったのかなかったのか、父は無事に皆既日食を拝め。
わたしの万歩計ペットのたゅたは、
翌日にはもんジェルとサルに進化し、
もう1日たった先ほど、べろジェルと活発な女の子になった。
高い位置でふたつ取りにした髪が、ちょっと羽根のようにも見えて。
少しずつ、エンジェルに近づいてるらしい……？
