2009.3.6 19・30〜 下北沢OFFOFFシアター /チャリT企画
DM届いてすぐにも観たくなったのは、……タイトルの持つ力。
参りました。
すごいよね、このタイトル。 演劇や映画の素養がないとナンノコッチャ?かもしれないけど、
いや、知らなくても惹きつけられるよなぁ。
「そりゃ恐ろしい」ってこの語感。 「そりゃ」と「恐ろしい」って同居しますか、普通?
それが日本人で、12人? (今、気付いて当パンみたら、ちゃんとキャストが12人でした)
参ったぁ。
作・演出の楢原さんのことなので、裁判員制度のことだとばかり思ってましたら。
それだけじゃなくて。
朝のゴミだしから始まって、
悪夢のように、どんどんどんどん横滑りしていって。
すっとぼけながら、
いや、裁判員制度の怖さもちゃんと、死刑制度もちょっとだけ。
中東派遣は、ほんのほんのスパイス程度だけどそれを普通の就職のように扱ってるから、ぞわりと怖かったりとか。
それが全部、四畳半(だったかな?)の風呂なしアパートの一室でがんがん展開されてしまう。
役者さんの集中度とたぶん客観性がすごいのは。
わたしは一番前の座布団席だったのに、鼻先一メートル先で完全な異空間が展開していて、映画を観てるんだか、演劇を観ているんだかわからなくなり、ちょっとくらくらした。
劇団を作る意味ってコレなんだろうなあ。
全員が(特に主催者!が)、何をつくるか明確に意識・共有している。
ってか、
楢原さんの実力ってもっと認知されてていい気がするんですが、
ちゃんと世の中で認知されてるのかな?