2008/5/6 14・00〜 サンモールスタジオ / 青果鹿
桂さんの作・演出。 犬塚さんも出演。
うふふふふふ。 なんか今回のは明るくフッキレてる印象。 混沌とおどろおどろな今までとはちょっと違うおもしろさだった!
世界感が整理されてたのか? 装置が幾何学的にシンメトリーだったからか?
にしても、
桂さんの描く「女の意地悪な台詞」はいつもどきどきします。 絶対に自分には書けない爽快感。
モチーフはマリアとお便所と胎児と蝶々、になるのかな。 これ怖いですよ。 どう繋がるの?って、これがひとつの世界になるんだから。
桂さんはご自分の作風を「アングラ」だと説明することが多いそうです。 え?アングラかなあ? でもまあ、一言で相手は納得してくれるし。 あ、なるほど。
細かく言えばもう少し寓話的な方がわたしの好み。
桂さんはたぶん馬鹿馬鹿しさを優先させたいのかなと思う。
台詞がね、
昼メロレベルに典型的なのだけれど、使われる状況がむちゃくちゃズレていて、でも何故か説得力があって(役者さんの力量も問われます)、
それがルールもなくつながっていくのだけれど違和感はなく、
流れのどこか遠くで「あれ?」とかすかな気付きを意識させられる。
女の因果だったり、生命の連なりだったり。
こうして印象を言葉にしてみると、やっぱ「アングラ」な作風ってことになるか。
ロビーで久しぶりに会った桂さんは、こんなに小柄でかあいいキャラだっけ? と意外性を発揮。
いつも笑いを口に含んで、どこかはぐらかされてるような印象は相変わらずだけれど。
犬塚さんの芝居をひさしぶりに観て、うれしい一方。 もっとおどろおどろした役でも観たいなと欲が出る。
いつか。
わたしの台詞を覚えて、しゃべってもらえるコトは、やっぱ夢のひとつだな〜♡