あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

「天使がくれた夜」を観た

        2007/10/19 19・00 〜 ブッディストホール(築地本願寺内) /ギルドQ

誰が何を血迷ったのか、
アングラ役者の しのクン(犬塚浩毅)が、アマチュア・ミュージカル劇団の主役を依頼され。
本人も、芸暦にイロを添えられると思ったんだか、承知して。 この日を迎える。

決心するまで時間がかかったのも知っているって。
半年前、会うたびにどうしようかとぶつぶつ言ってるから、
役者としてマンネリしかかってる、新しい芝居と出会いたい、などと言ってませんでしたぁ?と突っ込んだら、黙りました。

うわぁははははは……。
なんなんだぁ、今さらながらの、このベタなミュージカルはぁ???
退屈、無意味、マスターべーションな演技、持ち回りの見せ場、貧弱で差別的な価値観……。

なのにこんな大きさのホールで公演が出来て。
ちゃんと大道具を建てこめて。
客席は満杯で、補助椅子まで出て。

お芝居の神さま、お芝居ってナンなんですかぁ?って悲鳴をあげたくなるような。
今のわたしには、思いっきり場違い。
なんで しのクンはぁ、こんな劇団と仕事したいと思ったんだ???
(え? 誰が、迷っているかれの背中を、押したって?)

その中で、真摯に芝居しようとする犬塚浩毅。 きちんと発声して、動いて(すっげえ照れてて、目がマジです)、気持ちを作りこんで。
作品にはうんざりでしたが、しのクンにはいっぱい拍手を!

人を楽しませようと思ったら、まず自分がハジケないとだめなのね、とは実感。

 

まあ、ミュージカルですから。 
花束を作ってもっていきました。 
会社帰りになるのでお花屋に、あらかじめ用意してもらって当日受け取りにしたのですが。 もう少し勉強しようね、三越本店第一園芸。という花束でした。 ……。
ま、
かれの舞台衣装のスーツと色があっていたから、よしとしよう。

強面ハンサムの犬塚浩毅(エリート風スーツ)と、花束。 
なんともダンディで、
ミーハーにうれしい♡のでした。

だからお願い。 できれば次は、ご自分が楽しめる役を選んでね!!!