あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

企画が流れて

今度の土曜日の戯曲塾の例会で、わたしの書いた戯曲「虹のコチラで」のリーディングが予定されていたのですが、諸々の理由で流会になりました。 残念。
先日、カオル役をお願いしていたchuさんに偶然会って、前回より台詞が生きてきたねとかその他、言ってもらっていたので、なんだか申し訳なくもあり。

で、何を抱いたかというと、
「人に依存するってのは、こういうことだな」という感想でした。

「こういうこと」っていうのを、具体的に表現するのはデリケートで難しいのだけれど、自分の中に言葉で浮かんだのが、この言い方だったわけで。
えーと、企画が流れた責任は、つまり自分にあるんだってことです。 ……この説明で伝わるかな。

演劇というのは、絶対に絶対にひとりではできないアートで、
だから逆に、知らず、他人に依存してしまう甘えを無自覚に抱えてしまいやすいのかもしれないな、というか。
特に私は、今までホンットに、恵まれた環境であたりまえのように才能溢れる人たちに囲まれ、甘やかされていたから。 あたりまえのように「お願いします」だけで済ませてしまってたんだな、というか。

だから本当にリーディングをしたかったら、自分で手配すべきだったんだよな、ってことですね……。

 

ごく最近、感じたり、実際に言葉にしたのが
「こうしてもらえないって不満だったら、だからこうしようって提案して行動してみてくれないかな」
「自分ができないことを、こっちのせいにしないでもらえるかな」
……笑笑っ、言っちゃったい。 まあ、そんなエピソードがいくつか……あったわけ、さ。

日本人の資質なんだか、現社会の教育結果なんだか、
「してもらえない」「自分でできなかった」ことを、自分ではなくユニット(組織)や他人の責任だと要求できる人たちが少数いるんだよねえ。

まあ、わたしも今まで、きっと当然のこととして何かしていたかもしれないから、責められない。
だから自戒もいっぱい含めて!

「自分のやりたいことは、自分で切り拓く」

うん。 フリンジ・フェスでは、本当にうれしい想いをいっぱい受け止めました。
それはわたしが自分で切り拓いて、それと同時に、
他の人たちといろいろ一緒に困って、悩んで、話し合って、試して、

「みんなで切り拓いた!」

から、だと思う。
そうだね、各自が自分の責任を果たしたから、果たせたから、その分比例して、

すっげえ幸せ!

を手に入れられたんだと、思う。

 

…………。

うーん。

すっげえ、発見!とか思ったけれど、言葉に書くと、
すっげえ平凡なコト、だったな。 ショックかもぉ。