あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

「国盗人」を観た

久しぶりの 金S土M土Sと、舞台3連荘↓↓↓です。
  
台風接近で、どしゃどしゃの雨の中。 
森下でマチネを観た後、自分の中で破裂した言葉と感情のあれこれをつくろいながら地元で買い物。 モーレツに空腹を感じて、買いすぎる。 
ふと
時計を見て気付き、その地下スーパーの3階にある劇場窓口に行く。 ソワレに立見席あり。 購入。
買いすぎた肉だのアイスクリームだのを担いで、急ぎ自宅に。 冷蔵庫に放り込んで、コントレックスを引っつかんで、劇場に戻る。 
立見席の集合場所で、チケットをチェックされながらバッグに常備している携帯(補助栄養)クッキーを齧り、水で流し込む。 はああ。 
(ところでSePTの立ち見席は、かなり良心的です。 通路に座り込んだところで、どこぞのS席より上等に見える!) 
今のわたしは、何を観ても勉強になる!状態なんでしょうけれど、にしても、いろいろといろいろと、……知恵熱が出そうです。(因みに、このあとは月M木S土S。 笑笑っ)

 

「国盗人」 −W.シェークスピア「リチャード三世」より−

                          2007/7/14 18・00~  SePT

久しぶりに! 最高のショーを観た! 抑圧と開放、おふざけと真摯、端正な動線、シンプルで奥行きのあるビジュアル、時には観客をどぎまぎさせて。  

心からのスタンディング・オーベイション! 鳴り止まぬ拍手と興奮!

やっぱり、カタルシス!が、舞台芸術の最終目的なのかなあ……。 ふう、満足ぢゃ。

いろんな舞台を観ていると、ときとして奇跡の舞台にぶち当たり、ノックアウト。
演出/主役の萬斎氏、すっげえ見直しました! 肩のチカラがすぽりと抜けたのね。 不具の役がかっこいいし、表現技術も豊富で自在で訓練されてて、演出のアイディアが美しい。
シェークスピアの翻訳者、今一番クールなのは、この河合祥一郎さんだと思うんだけれど、誰か文句ある? 

ところで、リチャード三世って、コメディだったっけ?
流れる駄洒落、駄洒落。 悪三郎のおちゃめなつぶやき。 変化する白石香代子さん(5役くらいされてたか?)とか。
狂言の持つすごさを見せ付けられたってことか?
客席が、笑う笑う。 人間の持つ愛らしさに。

そして巻き込まれていく。 悪夢のような悲劇に。

 

やっぱ、歴史モノも書くかな〜と、日和るわたし。 寝かせてあるネタは 呂布貂蝉 とか 信長 とか。