あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

「絶対零度」を読んでる

何しろ本を読む時間がない。
会社帰りの電車の。 
工房での、最後のPC作業が細かくて、神経がタッてて眠れないとか……くらいのときにしか。
でなきゃ爆睡。

日本劇作家協会のオンデマンド出版を何冊か買った。
その1冊。 
時間切れで、まだ読み終わっていない。 
早く読みたい気持ちと、読み終えてしまうのがもったいないような気持ちと。
 

わたしが書きたい芝居……だった。 モチーフも、台詞の雰囲気も、状況も、その他いろいろ。
そうか、こう書けばいいのかと思う一方で、
鐘下サンがこうも端正に書いていらっしゃるのなら、わたしが書く必要ないじゃん、と。

……全っ然。

………………はうう………………

それでは自分の中が進まないので。

ではわたしらしさとは何だろうと考え始めた。
鐘下サンのように、生ごみだの便器だのは、わたしの世界ではないし。
わたしは……。
否定できない少女趣味。 抽象性。 言葉の響き。 そして、

壊したい。

あーしなきゃ、こーしなきゃと書く芝居。 

 

それにしても読んでる間、30分、完全に周囲が飛んでいた。
顔をあげたら、降りる駅だった。
不思議な気分だ。 自分のいる場所がふわふわしているような。
本の中が、カッキリと現実。

すごい。

並べて書くのもオコガマシイのだが、
わたしの「エゴイスト」で、描写がマンガのコマ割り的だと指摘された書き方に近いことを
鐘下さんもされていた。
なんか、うれしい。 

 

危険だから、そうか、書き方がわかった!とは言わない。
なんとなくわかったことと、実際に書けることとは、別。

うん。
今日は、ここまで。