TVのドキュメンタリーで、エモトアキラさんが、「学芸会のように無心な芝居ができたらサイコー」とおっしゃっていた。
同じ番組でカンザブローさんは、「今日の演技は、何もしないでただその人間としてそこにいられて、その人間の感情や周囲を感じられて、よかった」と。
(だいたいそんな意味のことを)
おふたりとも、これがむずかしいんだ、なかなか出来ないんだとおっしゃりながら。
ええ。
別に今さら、耳に新しい言葉ではないのですけれど、ね。
じゃあ、劇作する人間は?と思ったわけです。 きょうは。
まず、子どものときの気持ちでお話を書くって?と考えました。
まあ、あれこれと。
いくつかの漢字を書けるようになった頃、です。 わたしがはじめて物語を書いたのは。
でも、計算しないで、芝居は書けるか? 無理。
いや、スキルを積み重ねた頂点とした無心、という意味でなら、あり得るのかな? どうだろう?
そんなことを考えているうちに、役者と作家は違う、と。
……そうか……。
役者さんが、無心にその人物になれるような
シーンを作って
台詞を書いて
居合わせた人全員が、無心になれるような
………………
わたしのスキルでは、ここまでしか言葉に出来ませんでした。