先日、ワークショップのプロット講評で。
「これは、ダンスやパフォーマンスの台本だな」と言われました。 「芝居にするなら、無言劇か、文語調に語らせるか。 なんにせよ、身体表現がすごく求められる」
たぶん、わたしが漠然とイメージしている舞台表現では、踊ることや歌うことが、現在のミュージカルとは少し違う形で交じり合う気がします。 CG映像も含めて。
今のところは身の丈にあわせて(???)とりあえず、文語体のギリシャ悲劇みたいなのを目指そうと思っていますが、最終的にはねえ。
そうよ。 見習い期間だもの。 やりたいことをイメージどおりに書かないでどうする。
身体表現。
舞台に立つような人はあたり前のこととして出来るもんだと、わたしは思い込んでいたことが、実はその直前に観た芝居で判明していました。 ……う、動きが硬い。 役者さんによっては、難しいんだ。 出来ないんだ。 困ったな……。
師匠に指摘されて、確かにもし上演することになったら、あるダンサーさんのレッスンは受けてもらいたいですと、……小声で応える。
その場では恥ずかしくて、とてもいえなかったけれど、
あるダンサーさん = 伊藤キムさん です。
かれの素人相手のレクチャー(ダンス経験者&子どもたち)をビデオで見たとき、発表会での自由な動きと豊かな表現に驚き、それが当然に思えていました。 だったら役者/舞台人にはあたり前でしょ?って思うじゃないの。
もしかして、キムさんのやってることって、常識をくつがえすほどホントにすごい表現なんだろうか。
(でも夢がまたひとつ、増えました。
もしも、もしも、上演することになったら、だめもとでオファーをかけるの♪ きゃっ。
キムさん、相手にしてくれるかなあ。 ほら、キムさんに今、必要なのってたぶん表現上の縛りじゃないですか。 だから、ね?とかって、今から口説き文句を考えてどうする!)
そして
1番の問題点は、神であること、人であることの存在の違いを、舞台上でどう表現し分けるかとのことでした。 人(支配階級と被支配階級)同士にしたほうが、芝居になるとのこと。 確かに。
でもそれ以来、わたしの中でイメージがストップしてしまいました。
なんとなく、昔読んだ「七人みさき」とかいう戯曲に似てしまう。
……困った。