あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

「エゴイスト」 アテ書き……?

夕べというか、今朝というか、(3時です)脱稿、メンバーに一斉メールしました。 半分寝ながら迎えた3時ですから、脳ミソはうにで、神経はランニングハイ。 何を書いてしまったものやら、これから再読するのがコワイような、……楽しみなような。 (物書きって基本的に、Mなんでしょうか?)

さっき師匠からのメールで「リーディングしてくれる女優さんたちにも送ったから」
……ひええっ。 ばくばくする〜。 
すいません、すいません。 しょーもないものを書きました〜。 
わかってることなのに、どうしてパニックをおこすんだか  +_+;
  
先週の日曜に個別指導を受けてから、10日間(日常生活)です。 
木曜日にmoyuに「書けてる? 書けそう?」と小声で心配される。 あれから、全然、書いてないんだよねえ。 「ええ? 大丈夫なの?」 大きな設定を変えたでしょ。 辻褄あわせをどうしようって、いろんなことがぐるぐるぐるぐるしてたのが、ようやくここ(胃のあたり)に沈殿しかかってるって感じなのね。 たぶん書けるって気がする。 「へええ」 初めてだよ、いつもだったら、書かなきゃっ、とにかく書かなきゃってアセルところなのに。 「で、いつ書くの?」 決戦が土・日、でも、週明けに自爆したりして。 「あはははは。 それはそれで、アキラメがつくじゃない」    
でも今週末のリーディングまで、あと14日間あるなんて、実はとんでもない話で。 その直後に、「みんなの下読みの時間も考えて、遅くとも12日までには……」と師匠からメール。 ひゃーっ。 わかりました、大丈夫です。

わたし、性格、変わったと思う。

今回、内容的に書き直す部分はわりとスムーズだったのだ。
作業ですごく引っかかったのが、「実際にしゃべると、動くとどうなる?」というイメージ。 まず、それをちゃんとイメージできないし。  
で、それをフォローしてくれたのが、キャスティングだったのだ。 もちろん、初めての経験です! 書くうえでの意識の持ち方を、くるりとひっくり返されました! 
読みづらそうだから、青磁の台詞を変えよう。 Rちゃんに、よくわかんないんですよねーって指摘されそうじゃん、ここ。 ってか、柚子の幻影みたいなアイマイな役、演じようとしたらすっごく難しいのね。 ごめん。
朱鷺子役、Hさん(最初に確定したのがこの方! うれしいっ)なんだもの、上品な奥様が壊れていくふうにしたいかな。 あ、この台詞、鼻で笑われそうだから、書き換えよう。 とんでもない言葉を一言、叫ばせたいかも〜。 少女っぽい反応もさせてみよう。……朱鷺子のイメージが膨らむ、整理される。
そしたら若い女にだって、ちょっとHなことを……。ほほほほ、Yさん、どんなふうに読んでくれるんだろう。

師匠の嫁は女優さん(とてもカッコイイ)なのですが、絶対に一緒に仕事をしないという意味が、少しわかる。 芝居にめりはりをつけようとしたら、ラブシーンを濃くしたくなる。 他の相手といちゃつかれるのって、平静を保つ努力はしているけれどどこかでムカつくのは変わりない。 昔はほんとに泣かされた。 最近は仕事だと割り切って眺めているけれど、自分でその設定を書き起こすのは、バカ、だ。 ほんとにバカ。

気付いた。
わたしは祐くんのために芝居を書き始めて、それが嫌でブランクがあって、再度、書き始めたときはあきらめて向き合おう!と、考えたのだが。
書き込んで、書き込んでいくと、誰かのためにナンテ甘えたことは、言ってられません。 自分のためです。 間違いなく。

それにしても、新しい発見がいっぱいある。
今までがあるから、今の自分があるとはわかっているけれど、今までなんの勉強をしてたんだろうとも思う。

わたしのつむいだ言葉たち。 他人の肉体を通したとき、どうなるんだろう。 全然、予想もつかないわね。