(前項の続き)
そうして書き出した「春酔いの島」ですが、
書き始めて11日間で、脱稿してしまいました。 あれ?
今は怖くて、読み直せません。わたしは、この11日間に、何をやっていたのだろう??
日々のストレスが頂点に達して、きっとすごくツマラナイものを、ががーっと書いてたんです。 「憑かれた」ように。
自分が、芝居を1本書いたって自覚が、ないのです。 その11日間だって、平日は10時間以上、工房でびっちりと働いてるわけですし。 もともとわたしは、劇作にしても、絵を描くにしても、まんが家をやってたときも、眺めている時間がすごくすごく長くて、ちょっと手を入れてはまたはじめから眺めて……って繰り返しで。
しかも今回、手が動かないときは1行も書けない。 でも書き始めると、さらさらと何ページも一気に進む。 考えてみると、わたしが憧れてた「もの書きのあり方」だったのでしょうか? そうか、でも、そうして出来上がったものは、充実感もない駄作だと。
予定ではね。
劇作と平行して、作業状況をブログに書き留めることで、自分の書き方を分析してみようナンテ目論んでいたのです。
これでは、「もっとちゃんと考えて書こう」以外、反省のしようがない……。