2006/8/14 13・00〜 /帝国劇場
初めての2階席。 「これで同じS席料金はないわ」って暴動が、よく起きなかったもんです。 座って気付いたが、1階席が見えないの。 あんなにあんなに、1階席通路を使ってる演出なのに。 1階席通路を使うたびに、2階席では舞台の流れが途切れて、シラケちゃう……。 チケットを売り始めた時点では、こーいう演出になるとは知らなかったんです、って言うんだろうな。(誰が?) 2階S席には、もれなくリー君ストラップ(欲しかった〜)がつくくらいの、特典があってもいいんじゃないでしょうか。 と、今さら暴動も起こせないか。
そりゃ、わたしは。
今まで見えなかったトコが見えてる〜って、喜んでましたケド。
伯爵さま、プロの仕事、感動しました。 (どこをかと書こうとして、こういう内容を公けにするのキライだったと思い出した) 残り、ご自愛しながら乗り切ってください。
えっと、そろそろ公演も終盤なので、こんなこと書いちゃってもいいかな。
『このシーンをこうしたいの』 その1
「さあ、諸君。ディナーの時間だ」のレイアウト。
音楽の流れ=時間が決まってしまうので、大鏡のあと、教授たちを客席に逃がそうとすると、この動線しかないのかなあとも思うが、クライマックス(クライシス・マックス)なのにあまりに緊張感のない構図……。
鏡を飛ばして、階段を持ってきて、横の対立関係を縦に置き換えられないかなぁとか、(そのあと客席に向かう動線が、むずかしいか?) 教授たちを下手の客席に降りる階段付近に配して、ぐるりとヴァンパイアで囲んで迫るとか。
『このシーンをこうしたいの』 その2
逃げ延びてきたアルちゃんとサラ。 サラが魔性に目覚めたあたりで、伯爵の笑い声をかぶせる。 教授、アル、サラが階段から客席に降りた時点で、背後(紗の向こう)に伯爵とヴァンパイアたちが広がるように立ち、見送っている。(セットが使えれは、もっといい) 大勢の狂ったような笑い声。 フィナーレにオーバーラップ。
今回、一緒に観たkunちゃんが、「作品に突っ込みどころ満載ってことは、あげんがブログでいろいろと書いてるみたいに、観客がそれぞれ勝手に自分なりの解釈を楽しめるって、すごくマニアックな楽しみがあるってことよね。いいじゃん、それで」。 はい、その通りです。