さっき読み終えた文庫本の解説の文章の中から、関係なく、ひとつの文章が浮かび上がってきた。
「欲望が人間関係をつくる」
解説者が伝えようとしている内容は、全然違うのだけれど、この際、置いといて。
もちろん、今のわたしがイメージする「欲望」は、伯爵の歌に直結する。
♪ 今こそ 予言をしよう
尽きぬ欲望こそが、最後の神になる (ちょっと違うか? ごめんね)
↓
♪ 尽きぬ「人間関係」が、最後の神になる ……?
ちょっ、ちょっとぉ。
わたしの中にあった「欲望」のイメージは、もっと人間の業とか生理とかに近かった。
生きる束縛と、開放。
それが、他人とのコミュニュケーションの根底を支えているなんて、思いもしなかった。
すごく当たり前のことを、いまさら気づかされてしまった気分だ。