あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

音楽劇「風を見た少年」を観た

             2006.7.22 13:30〜   東京都児童会館ホール/劇団あとむ

うわあっ、こんな舞台もあるのかあ! びっくりしました。 C.W.ニコル原作の長編ファンタジーが、(原作をよんでいないけれど)隅から隅まで(たぶん)表現されている……。

どう説明しよう。人形劇と、パントマイムと、ミュージカルのミックス。たとえば欽ちゃんの仮装大賞でファンタジー賞をもらう作品のバージョンアップ版×100シーン(数えてないけど)。何でもあり、え、これもあり? って、思いつく限りのアイディアで、紙と布と小道具と楽器を使って次々と表現してしまう。

(祐クンに観せたい、と思った。案外、好きで、こういうのやりたがるかも? ジョン万/子どもミュージカルでいろんな役を次々とうれしそうに演じてたのを思い出す)

わたしが痛感したのは、マネージメントの力。

充分にお金をかけて、この舞台を作らせてあげたい。作品のチカラとしては、ライオンキング並みのものだ。1日公演なんてもったいない。学芸会+αレベルの装置が、……泣けてしまう。創っている人たち、演じている人たちの情熱と技術で補われているとはいえ、お金! 資金! 厚生労働省の冠はついているけれど、補助金はどれだけ出るんだろう(出たのか?) 前売り金額×客席数が約200万で……。

客席でばったり、師匠と会う。奥さん、すごくいい女優さんですねえ。ちょっとホレたかも。