あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

西門慶 /ファミリーネームについて考えた

(少し下がったとはいえ、ずっと微熱を引きずるあげんは、かなりおしゃべりです)

さて、西門慶の読み方でパニックを起こしたあげんは、とりあえず2つの行動をとりました。

ひとつはもちろん、朝日新聞への問い合わせメール。返事もらえるかな、期待はしてないけれど、でもちょっとだけ、……期待しなくはない。(だから二重否定はだねえ)

もうひとつは15年くらい前に預かっていた上海からの留学生に(未婚でもわたしはホストマザー)、メールで質問。わかる範囲でいいからね、って。まず、その返事の内容から。(金瓶梅はさすがに読んでないようだ/ちなみにかの女は現在、結婚してアメリカ在住)

以下 コピペ

歴史からというと、「西門」は春秋・戦国時代からの苗字で、60の複苗字の中の一つです。中国の苗字は確かに一文字のが多い(400以上)ですが、二文字の苗字も存在しています。(略)でも、「西門」の一部の子孫が「西」という一文字の苗字に変わったことも前読んだことがあります。

とりあえずの、疑問は落ち着いた、として。

わたしは娘(^_^)。からの文章で、2箇所、別に驚いた。

まずは苗字について、歴史と数がすっきりとしたデータになっていること。(これは春秋・戦国時代からの苗字です……だって。しびれたネ) それから、実際の数字だ。

中国の姓/苗字 の種類が少ないことは知っていた。(薀蓄を重ねて、思わず話題がゲド戦記にまで広がるところだった) でもこの数字と、中国の人口の歴史を比べると、気が遠くなる。それにくらべて、日本の人口の歴史と、苗字の百花繚乱・雑多なバリエーションを考えると、何なんだっという思いにとらわれる。

つまりね。(以下、なんの下調べもしてない、直感による妄言)

大陸で戦いに明け暮れた民族はそれだけ、ファミリーのつながりを大切にし、一方、島国の農耕民族は群れへの所属に反感はあれ、関心は薄かった、と。

日本人のほとんどは、約100年前に苗字を得たわけで、その際、役人の思いつきでほいほいと名づけられた(らしい)と、小学校の頃、何かで読んだ記憶がある。由緒ある苗字もあるが、大部分はその怪しげな苗字を、そのまま受け入れたわけだ。(わたしの本名もたぶん、そう)

三国志劉備なんざぁ、劉姓であるというだけで、自分は王族の末裔だと豪語してのし上がったわけで。日本人で、○藤である自分は藤原氏の末裔であるので、当然、県知事にでも立候補、なんて考える人はいないよねえ。(いたりして?)

他人と少しでも同じ部分を大切にして、群れを確保したい歴史を持つ人々。と、ここまで考えて、確か韓国はもっと苗字の種類が少なかったはず(5種だっけ)、と思い出す。では、韓国の歴史って? と考え始めて、今日はここで、息切れです。