あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

◆創る 2010

0303

3月3日の20時を過ぎた頃。夕べの散歩で立ち寄った古本屋で100円で買った、北方謙三の小説(ハードカバーです)を読んでて突然、やっぱお雛さまを出さなきゃと思い立つ。主人公が赤ワインに無骨に目覚めるシーンがカッコイイ。 自分の感覚のどこかも、ざわり…

『なにわバタフライN.V.』を観た

2010.2.28. 15:00〜 シアタートラムところで、こーいうのがわたしの理想的な観劇ライフのひとつです。近所に買い物とかに出たついでに、ぶらりと劇場に寄って当日券を買い、あらぁとか、ロビーで知ってる人に会って、軽くおしゃべり。今日は美容院の帰りだっ…

与えられて 書く

今回のテキストは、少女たちのために書く、ということがわたしの中でいろんな発見と勉強につながり、うれしい。 今後の稽古にも期待。以前、若い女の台詞が書けてないと言われたので。今回は意識して何箇所か、りん♪ちゃん/坂本鈴の書く語尾を真似てみた。…

書く 作業

テキストを書く作業は、生き物を創り、育てることに似ている気がしている。生き物、なんだよな。割り切れない、ヒトとしての想いを、必死に整理し、選び、配置するというか。自分の一部を切り取り、埋め込み。そのくせテキストの方は、勝手に育って、勝手な…

とろとろとろ。

女子フィギュアが始まった。 素人な女の子たちのどきどきが伝わってきて、あ、失敗したぁ、横目で見ているわたしも、そわそわ。何に同調しているんだか。この数日。 自分がトロトロしている感触。自分という皮膚の境界線があやふやになっているのか。読んで…

『レフおじいさんの童話の森にて』を観た

2010.2.21. 14:00〜 国立オリンピック青少年センター /劇団あとむトルストイ(つまりレフおじいさん)の童話を4話、音楽劇にして。 そしてこれは、オブジェクト・シアターに分類してもいいのかなぁ。 意欲的で好きな劇団でもあるのだけれど、今回は、うーん。…

新しい世界

今日は美保さんと一緒に、新宿で衣裳さんと打ち合わせのあと、中目黒で顔合わせとWSを少し。顔合わせです。 出演する中学生と高校生とそのママたちとだよ! うぁっ。完全未知の世界。 どきどきどき。なんて、嘘で。初対面から全員の名まえ呼び捨て、ママにも…

『煙が目にしみる』を観た

2010.2.19. 19:00〜 アイピット目白 /PLUS友人のちょーふが演出・出演。ちょーふは、このテキストはいいよ、すごくいいと昔から言っていて、他所が上演してるのを見ては、あそこがわかっていないとかぶつぶつ言ってるのは知っていて、わたしはというと、よ…

『ジョン・ガブリエルと呼ばれた男』を観た

2010.2.16. 13:00〜 SePT イプセンってこんなにおもしろいのか!!男の狂気。 女の狂気。 若者の狂気。 老人の狂気。 人間の狂気。作家は、別に狂気として書いたのではないかもしれない。 けれど、役者という肉体を通したとき、ひとつの真実として立ちのぼっ…

『デンデラ』を読んだ

ここんとこ、わりとコマメにブログを書いてるのは、TVで何本も映画みたり、今日の開会式もライブで全部みちゃったりするのは。読んでる本がスゴクつまんなくて! すぐ飽きちゃうからだな、と苦笑いしながら。ようやく、読了。 お疲れ、自分。本を買うとき、…

TVで『鵺』を観る

ふと気付いたら夜中のTVで、以前、観そびれた舞台を放映している。坂手さんの書いた『鵺』。 むちゃくちゃ、おもしろい。 というか、ガッツリとわたし好み♡いいなぁ、演劇。歌舞伎役者さんの台詞のテンポに、んー?と思わなくもなかったのですが、最後に片手…

作曲家さん

ミュージカル台本だけなら過去にも書いたことはありましたが、今日は、なんと。初・作曲家さんと打ち合わせ!!!すごいです。ここはあーしたくて、ここはこーしたくて、を、全部聞いてもらい。その場で、こんな感じでいいですか?とか、アイディアを確認し…

『アイ・アム・マイ・オウン・ワイフ』を観た

2010.2.10. 19:00〜 吉祥寺シアター / 燐光群ナチスの時代と共産主義の時代の東ドイツで、服装倒錯・同性愛者として生き抜いた「女性」をアメリカの作家ダグ・ライト本人のインタビューという形で構成。本来、ひとり芝居であるテキストを、16人の燐光群の…

エンディングの解釈

わたしの場合、アイディアとか解釈は、寝入りばなか起き抜けの枕の上によく降ってきます。その前に「これは何故?」「あれはどうしようか」という漠然とした疑問があってのことですが。先日読んだ小説の『レベッカ』。何故、導入部で「超能力」という不似合…

クレソンのサンドイッチ

今日読んでいた本のアフタヌーンティーのシーンに、クレソンのサンドイッチと出てきた。 どんな味?って、想像がつかない。 アフタヌーンティーに出てくるわけだから、きゅうりのサンドイッチ(これは大好き)を手本にすればいいのだろうと、薄切りのパンと…

いわしの頭

「頭がウニ」という言い方はもう死語かな?と書いたけど、若い役者さんのブログの中で発見してチョット安心。 もっとも、共演のおじさんから入れ知恵?されてる可能性もありますね。 *今日は、永六輔さんの『芸人 その世界』という本を読んでました。文章に…

振り出しに戻る

かわいらしいミュージカルを書いてます。夕べ、お、こんな感じか?とテキストと歌詞がざっくりまとまったので。脚本は寝かせて、今日の作業は、公演ちらしのイラスト&レイアウト起こし。イラストというより、少女マンガな絵。背景のアイディアを2通り、プリ…

うにうにうに

わたしが若い頃、確か「頭がウニ」って言い方があったんだが、今どきはもう通用しないンだろうなぁ。おとといあたりから胃がしくしくとし始めて、夜中のベッドで、あ〜、おなじみの胃炎だ〜と気付き。 (風邪とかをひいた自覚はなかったんだが)昔、年寄りの…

『闘争か、逃走か。』を観た

2010.1.24. 19:00〜 シアタートラム / 演劇ユニットG.comこのユニット(プロデュースタイプです)は以前、友人の役者さんが客演したのを観にいき、策士が策に溺れている作風だなぁと思った記憶があった。 映像の使い方がおもしろかったのと、女性の描き方が…

『ムラサメ』『女1』を観た

2010.1.24. 13:00〜 阿佐ヶ谷アルシェ / 劇団ダルメシアン坂本鈴の作・演、久しぶりに役者も少し。久しぶりの役者業というのが、他人に依頼するにはささやか過ぎるような役を、自分でやっちゃったって感じで、クールに裏に回れる劇団代表ってのもかっこいい…

『忘れ人』を観た

2010.1.23. 19:00〜 「劇」小劇場 / playunit fullfullヒロセエリの作・演。 同級生同士で結婚するような地方都市とか、思い出のタイムカプセルとか。 わたしには未知の世界なのだが、なんとなくノスタルジィ。丁寧な心理描写。 人の刹那さ、狡さ、愛らしさ…

『人形演劇 銀河鉄道の夜』を観た

2010.1.22 14:00〜 調布市せんがわ劇場アンサンブル第7回公演、とある。 家に帰ってからパンフを読むとどうやら、市内の素人(オーディションによる)とプロが一緒に演じてるらしい。 どうりで。超下手(へた)と上手(じょうず)が入り乱れ、とても素晴らし…

『私が踊るとき』を観た

2010.1.22. 20:00〜 SePT /珍しいキノコ舞踏団初・珍しいキノコ舞踏団。楽しかった。 とにかく、理屈抜きの楽しさ。 にこにこ、わくわくと楽しむ。ガーリーで、逞しくて。(←反語か、同義語か?)ダンスの分野は全然わからないけれど、これは もしかしたら…

ニジンスキー?

昨日観たダンス作品についての、自分の覚書。出来の悪い物まねの羅列。(学生によく見る)マスターベーションのグループ展。この作品を芸術として売れと言われたら、こうなるか。「求道としての芸術」の否定。無意味であること、だが何となく驚いてほしい、…

『ソコバケツノソコ』を観た

2010.1.16. 15:00〜 シアタートラム初・黒田育世さん。 あちこちで名まえを見かけるし、そろそろ観ておくべきダンサーさんなのかな?と思ったのだが。踊り出したからだを見て、数秒で後悔した。 勘弁してくれ。ご本人たちは一生懸命なんだろうし。 だから、…

『ウーマン・イン・ホワイト』を観た

以前、とある方と、わたしに演出が出来る出来ないの話になって、では演出家のすべき作業とは何だろう、と話題は流れ、そう言えば、演出家のマニュアル(明確な責任分担)ってないよね、と、なり、だから世の中には思い違いな演劇が多いんだ、で話が落ち着い…

買えなかった1冊

PCで検索をしていたらナリユキで、絵ケイト・グリーナウェイ、訳岸田理生のマザーグースの絵本があると知る。きゃっ♪今度はその本を検索し、行き着いた古本屋さんがどうやら、吉祥寺。ネット注文するのもナンなので、足を伸ばして行ってきました。目当ての本…