一段だけ、階段をあがった。周囲は広々として。 次のステップは遥か彼方に朦朧と、その存在すら定かではなく。でもここは絶対に、立ち止まる場所ではなく。立ち止まれる場所でもなく。振り返ると踵のぎりぎりのところで、絶壁が食い込むように落ち込んでいる…
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