遅れてしまいました。。。
あけましておめでとうございます。今年もよろしくご愛顧ください。
父のは、これ↓↓
遅れてしまいました。。。
あけましておめでとうございます。今年もよろしくご愛顧ください。
父のは、これ↓↓
始まりは清里でのシェフズ・バルというイベントで。
冬の草原で焚火を囲みながらいただいた、ホテルのシェフが焼いたピザが極上においしかった。
生地が、違うんだ。
人間とは贅沢だから。覚醒してしまうと、それまで自分が焼いていた発酵なしの手抜きピザ生地では満足できなくなった。
かくしてピザ生地ジプシーが始まる。今どきは便利なので、いろいろな小麦粉をネットで取り寄せられる。結論をいうと。イタリアの小麦粉じゃないと、あのおいしさにはたどり着けないことがわかった。
↑↑ 薄力粉とミックスしないでこれだけです。
はい。ひとつ解決。
残った問題は、
惜しくもピザ競争では敗北の、大量な日本極上の小麦粉でした。ダッシュ村ではラーメン打ってたけど、そこはわたしの分野ではないな。さて。
というわけで。
今度は手ごねパンのジプシーが始まったのです。
イーストは赤サフ。
先生は主にこちら↓↓
ハイジの白パンとか、
ハースとか、
食パンとか、
なんか、全部ね、無難においしいの。小麦粉とイーストを選んでいるしな。
で、
なので感動がイマイチなのだった。三茶はパン屋さんの激戦区でもあり、ってか、渋谷。新宿。舌が奢っているのもある。
さっき焼いたのはこちら。アップルリング。
冷めたらアイシングしてみようかと。
ああ、そうそう。
かくして。
パンの手ごねが日常化して、わたしは指輪を全部外しましたとさ。
話は続く。小麦粉だけど、この流れで、シュトーレンとかクッキーとかも焼きはじめまして。
で、どうせならと、フランスの小麦粉を買って、
イーストは金サフ。
シュトーレンは、まだ寝かせてる最中。
そしてそして。
極上のバタークッキーの焼き方を発見して。これは人生が、幸せで!豊かに!なるクッキーなんだよ!
こういう感動のあるおいしさのパンを焼きたいんだけどなぁ!
どのミュージカルについて書くか、タイトルをぼかそうかとも思ったのですが、やめます。わかる人はわかることですから。
『ビッグ・フィッシュ』です。
劇場客席で隣り合った見知らぬ方から、素晴らしい作品だと熱烈に薦められて観たのですが、確かにステキな作品で、
ただわたしには違和感があって。それについてズットぼんやり考えてきました。
その舞台を、初演の最初の一週間あたりに観ていたら、手放しで楽しんだと思います。
でもこれ、「再演」の「楽日前」の舞台なんだよね。なのにこの生煮え感というか、役者の魅力が半端にしか発揮できてない感は、なぜ?
自分が感じた印象をもとに考えたことを、書き落としておきます。見当違いだったら申し訳ない。
記憶をたどって思い出したことは、たしか再演で劇場が変わったことで、キャストの人数が大きく減ったこと。
少ないキャストであれこれとやりくりして、うまく舞台は廻っていたのですが。なんか、それぞれの存在感が、変。もしかしたら、あったものがなくなって、変だなナンカ変だな?と戸惑っているうちにここまできちゃったのかな?と。
なくなったものは、アンサンブルさんたちが醸し出してくれてた。明るく楽しい空気感だと思うのです。
その空気のうえに発した言葉だったからこそ機能していたものが、背景なしの単独になったら、持っていたチカラを欠いてしまったのでは?とか。
うらいクンがオーラを消してアンサンブルをしてたけど、うーん、それは活き活きとしたアンサンブルなんだろうか、ちゃんとそのシーンを描く存在だっただろうか、とか。(うらいクンに関しては、歌声の説得力だけで舞台をまとめてて。偉いというのかずるいというのか。おーい)
アンサンブルのみなさんが作り出している空気が、どれだけ厚く、大切であるか、怖いくらいに感じました。
ごめん。『TdV』観た翌日だったからなおさらなのは、わかってんだ。
めちゃくちゃ久しぶりに花組芝居を観ました。
どこかの劇場で手渡されたフライヤーの束にその名を見るまで、いつの間にか自分の中のリストから外れてたことに、気づけなかった。小学校で隣のクラスだった(自慢っ!)加納くんが作る、スピーディで野卑で上品でチャーミングでわくわくして大笑いで美しい歌舞伎(ネオかぶき)が大好きだったはずなのに。
で、まあ。
知ってるようで知らない歌舞伎演目の、通し狂言なんぞそうそう観られないわけで、2時間半くらいで一気に魅せてもらおう!という下心も、ある。
もっとも、
あれ本家はどんなんだったっけ?と目くらまし喰らった気になり、うまうまと演出・脚本の術中に落ちてんだろうなあ。絢爛豪華で巨大な森、底知れぬ迷路の一端に立たされた心持になるのだった。
素晴らしい時間でした。
劇団のサイトから買ったお席も素晴らしく、世界観に巻き込まれて、たぶんずっと例のごとく、満面の笑みで観てたと思う。
怒涛の舞台が夢のように収束し(美しい幕切れでした)、帰り道はふんわりと幸せで、人間の持つ死に物狂いなすばらしさを魅せていただいたなあと。
理屈を超えた凄さ、美しさのようなもの。
そうそう、久しぶりに出会った花組芝居。お衣裳がすさまじく綺羅綺羅しいことになってました。うわ、その金襴緞子はほんものですか?
でもときどき、敢えてチープなかけらも混じってて、そうそうコレコレ。これがね、ネオかぶき。
ナマ演奏なのも素晴らしい。役者との掛け合いだものね。そしてハッヨッとかの声から察するに女性? 時代を感じてわくわくするのでした。
次は来年7月『地獄変』ですって!