あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

5月の庭

高齢ひとり暮らしの父が、食事つくりを面倒がっているようなので、東京在住の娘としては、月1回4泊の別荘訪問を月2回2泊に切り替えてみようかと思いつく。

 

 

今回は、父の教え子さんが小淵沢でご自分のコレクションの即売会をされるというのに合わせて行く。GWに行くのは久しぶりで、美しい花盛りの季節だった。

 

deuxchats.jp

 

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ぐい飲み(作家さんもの)を3000円で購入。お写真撮るの忘れた。

築100年の古民家母屋で、コーヒーをいただく。

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(絨毯すごいですねとスタッフさんに言ったら、オーナーの自慢のコレクションですと返ってきました)

 

手入れ、改装された古民家、いいねいいねぇとしきりに思う。トイレにいっても、眺めまわしては、いちいち感動してしまう。

 

 

 

でね。

今までだったら、中3日でやってた庭仕事の欲求を、1日半で済ませなきゃいけないことに気づく。少し頑張る。

 

寄せ植え

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高度的に、花の植え付けには少し早いのだが、GW最終日のせいか花の苗が安くてね。キンセンカのポットが1つ98円なんだもの!

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父が畑仕事(というより、収穫を消費するのに)はもう飽きたというので、半分だけ天地ガエシ(土の掘り返し)をして、

パセリ、バジル、パクチー、レタス、ピーマン、シシトウを植えました。

ピーマン、シシトウ以外は、ポットの苗を半分に割って植え付けたら、なぁにケチってんだかと、父に呆れられました。んー、育ったらこれでちょうどよくなると思うんだけどな。(乞うご期待)

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(そんで今日は、ハムストリングスあたりが筋肉痛です)

 

↓↓ やり残したのは、霜柱でくずれたれんがの植えなおし! 次回! 

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ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2018 『T232』

www.lfj.jp

 

セブンイレブンで発券してもらったチケットのタイトルが『No.T232』なんだってば!

多会場多演目を仕切るには、仕方のないアイディアか。

 

公演(作品)のサブタイトル?は

『夜と霧~迫害された作曲家の作品とともに~』 

@芸劇シアターウェスト

 

クラシック音楽のフェスとしては、ちょっと異色の、

 

田中圭介くんが構成・演出。(←友人)

古館寛治さんがフランクルの『夜と霧』を朗読(今回の一番のお目当てはココ!)、

芸劇のアカデミー生(キャリアアップ・ゼミ)による木管五重奏+ピアノで、強制収容所に連行された作曲家たちの4作品を、演奏。

 

緊張感とやわらかさのある、とてもよい時間でした。

 

古舘さんが出だしで「アウシュビッツだ!」と読まれたときの、単語と、声の持つ強さにビビりました。

音楽という抽象表現だけだと、観客それぞれの感性にイメージがゆだねられるように思うけれど、言葉が、それもかなり強い単語が発せられると、観客の間に一種の共通性が走った気がする。

それが現代音楽と呼応して、観客それぞれの感情は揺らぎ、遠く想いを馳せ、

また言葉に戻り、

しだいに美しいナニカ(フランクルの祈り?)に結晶していったと思います。

音楽だけでも、朗読だけでも、ここには届かなかった!

 

演劇リーディング公演も、このくらいゴージャスだと楽しそうだな。

ナマ演奏、最強!

 

 

さて。

途中、遅れていらした高齢者の方がぶつぶつおっしゃるのが、かなり長く客席に響き渡り、こーいうの難しいな。

料金を支払った閉ざされた空間内が、「誰にでも開かれた場所」であることを、クラシックファンは嫌いそうだな。や、わたし自身もちょっと、勘弁してよ~な気分になったし。

せっかくの緊張感をぶち破られて、演出家によっては怒り狂うタイプもいるだろうな。

ただ、それも含めてライブだとも言えるし、

いやいや、客席ではそれなりの礼儀もコントロールしたいよね~とも言えるし、

落としどころ、わからないわね。正解がひとつではないことは確かだわ。(ケースバイケース)

 

ただ、そのとき、、古舘さんとクラリネット奏者がそれぞれ、強めに、客の注意を自分に引き寄せる気味に演じられたのが、緊張の糸をつなぎ、つなぎ、してて。ステキでした。

うん。押し付けるのではなく、引き寄せる感じ。観客の意識を、演者に添わせて集中させる感じ。

だからあのノイズも不快にならなかったのかな、とか。

 

 

 

そして、あれからズット考えているのは、

メシアンという作曲家は、収容所でも優遇された環境で。ほかの音楽家が演奏できるように作曲が出来、そして5000人の収容者にその曲を聞かせる機会をもてたそうで。

という曲が、

暗く神経質でデリケートだったの。(もしかしたらメシアンが、もともとそういう曲風なのかもしれないけど)

5000人の収容者は、あの曲に静かに共感したのだろうか。わけもわからないまま、ただ精神の潤いとして受け止めたのだろうか。

たとえば、ほがらかな曲だったら、場違いでしらじらしかったのか。

 

感情を凍結させるような極限状態の魂に響くのは、どんな曲なのだろう。

 

 

大好きなマリア

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ほんとはお稽古場でのマリアさんのいろいろな顔や、演出を、特に演出内容を、みんなにスゴク話したい!のだけれど、

(当然だが、わたしのプライベートブログに書いていい情報ではないです)

 

そりゃ公式リポートで小出しはしたけれど、専門的すぎるかなと描けなかったこと、たくさんあるし、(ってか日本のミュージカル演出家さんは、ロンドン演劇をもっと勉強して~)

 

写真は初日パーティで。

稽古場の掲示をご覧になったご本人からの希望で、全リポートをプリントアウトしてファイリングしたものを、東宝さんに用意していただき、さしあげました。

 

グレートアーティスト(真性)のマリアさんから「グレートアーティスト(リップサービス)」と呼んでいただいたこと、素直にめっちゃうれしかったです!!

 

 

『リトル・ナイト・ミュージック』東京千穐楽

宣伝クリエーター(稽古場リポーター)としてかかわったミュージカルの東京千秋楽を拝見させていただきました。

 

すべてのはじまりの2/26(面接)から続く、幸せな幸せな体験でした。かかわったすべての方々と、少しだけ迷惑を受け止めてもらった家族や友人に、心から感謝します。

 

カーテンコールではミュージカル初挑戦だったれんちゃんがかなり泣いてたみたいで(ウエンツくんが所作でからかってた☆)、うんうん♪ こみあげてくるのは自分と戦い続けてたどり着いたからだよねと、あ、今、書きながら、わたし、今さら、もらい泣きしちゃったよ。

(ちなみに初日では、大ベテランなのに初ミュージカルに挑戦された風間さんが男泣きしてました)

 

 

二週間ぶりに観た舞台は、

 

しのぶさんの低音が豊かな表情になっていたり、

かざまさん、わー、自分の声としてソンドハイム(超難関曲の代名詞)歌ってらっしゃる!だったり、

リーベスリーダースがみんなやんちゃを発揮していたり、

ウエンツくんとれんちゃんが、設定年齢に合わせて、ずっと幼くこころもとなく見えるようになって、だから青春の叫びや選択!が輝いていたり、

とーこさんとクリは、ザ・ミュージカルコメディ!な立ち位置を確立してて、

かとちゃんのペトラは人生謳歌がはじけてて、

きゅうさんはまさかの、ちょっと野卑なフリードになってて、(ってか、全員の歌唱があがってきてるってことは、この期間、全部につきあってらっしゃったってこと?と頭がさがって)

考えてみたら、しぃちゃん24歳だっけ?なのに、あの美少女ぶりはすごいなとか、

きのさんのマダム、あー、やっぱ大好き! デジレに負けてない母なんだって思い出させてもらった!とか。

 

すてきすてきすてき。豊かに進化してたのですよ!

 

 

このミュージカルは、やっぱり特別で。ほかに類のないジャンル(オペレッタが一番近いのかな)だと思うし。

たぶん自分自身の人生との向き合い方によって、味わいが変わる気がします。

40年前には気づかなかったこと、いっぱい魅せてもらいました。

(欲を言えば、言葉と音楽のグルーヴ(高揚感)がもう少しだけほしくて、でも言葉に関しては、来日演出家さん(異言語)の限界だと思うし)

 

そして今後の日本のミュージカルにとって、願わくば、節目の作品となりますように! 観客を芝居に引き込む(プッシュしないで、向こうからきてもらって!と、演出マリアさんは繰り返してました)とはどういう技術なのか、洗いなおせる役者さんが増えていってくれますように!

 

 

ちなみに、レポート(コミックエッセイ形式)のSNSアップについては、若い友人たちからありがたいツッコミをいただきました。

宣伝部の担当の方と話したら、受け手がわの年齢層を考えたら一概には、、、という話題にもなりましたが、

もしも次回があったなら、また新しい方法で挑戦してみたいです。

 

 

『リトル・ナイト・ミュージック』の公演はこれから大阪、静岡、富山とめぐりますよ! お近くの方はぜひ!!!

 

高円寺びっくり大道芸

昼も過ぎてから、ゆるゆると観に行った大道芸フェス。

 

ジュロさん(fromフランス)。10分以上押してた(タイムスケジュールが遅れてた)会場の帳尻をあわせてしまう、かなりショートなショーでも、はらはらどきどきほっこりと、見物みんなでキャーキャー叫びまくって大満足。

何年か前、三茶de大道芸にもいらしたのよ。

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友人たちが参加しているボランティア・ブースへ。

仮面つくりのワークショップは参加せず、きよのちゃん作の出来あいの仮面を買う。

かおちゃんにかぶったままの帽子に仮面をかぶせてもらったら、つばにつけてた赤鼻(駅前で募金するともらえます)に位置をあわせてくれました。ラブリー★

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隣のブースでりんこにヘアアレンジをしてもらう。(こっちは投げ銭

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↑↑ ヤヴァィ。めちゃ気に入って、この日はずっと出会う人ごとに自慢しまくる!

ちなみに次の日のお出かけも ↓↓ こんな感じで。(自分で編んだ)

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お初に観るチポラタスさん。(fromイギリス)

多ジャンル音楽と、コメディなジャグリングやハンドトゥハンドとか。スキのないリズム感と、ゆるゆるなおとぼけがめちゃステキ☆

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↓↓ なんかのマテリアルで作ったとかおっしゃってた(英語だからよくわからんw)。音はハンドパンっぽい。

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EPPEI&マサトモジャ

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いつもどおりかと油断してたら、とんでもないショーに展開したよぉ!

↓↓ ちゃんとここに至るまでのストーリーも作っている。

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松本かなこちゃん

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大駱駝艦 

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夜会(フィナーレ)

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↑↑ ごめん。河童(okkくん)愛がまるだし?

フェス出演者さんたちほぼ全員参加のショーなんだけど、河童の写真しか撮ってなかったねw

↓↓ 写ってないけど、火を噴いてるのは芸人まことさん。

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終わった後は、人が散った夕暮れの中、橋本プロデューサーズ(パパにも、りゅーへいさんにも!)ステキなフェスへの感謝のご挨拶して。

 

 

ひとみんが高校時代からのお友だちとチーズケーキを食べに行くというのに、ついていく。3人でがっつりとおしゃべり。わたしの精神年齢はゆとり世代たちくらいみたいなので、問題はない。ボランティア参加した友人たちの二次会あたりに合流するつもりが、しそびれるほど、楽しくいろいろ話す。

 

地元三茶に戻って、、、ひとみんがおなかがすいたというので、三角地帯のギョーザ屋さんでおなかを満たす。

25時に帰宅。充実の一日。

ただおなかが満ちてしまったので、わたしは27時ころまで寝付けず、起きてました。(りんこのヘアアレンジのバリエーションを試すとか)

 

6時間寝て、起きてお風呂入って、ミュージカル『リトル・ナイト・ミュージック』の千秋楽を観に日生劇場へ。